【お盆明けの“疲れ残り”対策】福利厚生でできる職場復帰サポート

連休後の不調にはいくつかの典型パターンがあります。

・生活リズムの乱れによる睡眠の質低下
・長時間移動や渋滞による筋肉・関節の硬直
・親戚付き合いやイベントによる精神的疲労
・飲食の乱れ（塩分過多・アルコール・間食）による体内負担

理学療法士として現場で感じるのは、お盆明けの体は「疲労物質の滞留」「自律神経の切り替え不良」「筋膜・関節の硬化」が重なっているということです。これにより、休んだはずなのに疲れが取れない状態が起きます。

連休中は
・夜更かし・朝寝坊
・昼間の仮眠やうたた寝
・深夜までの会食やイベント
などで、体内時計が乱れます。

自律神経のリズムは**「光」「食事時間」「運動習慣」**によって調整されます。連休でこれらが崩れると、職場復帰後も睡眠の質が低く、
・朝の覚醒が遅れる
・脳の集中力が上がらない
・午前中に眠気や倦怠感
といった影響が出ます。

連休明けにやる気が出ない背景には、脳疲労と身体的不快感があります。
脳は体の状態に大きく影響され、肩こりや腰の重さ、足のむくみなどがあると集中が続きません。
また、自律神経の交感神経が優位なままでは落ち着かず、逆に副交感神経が優位すぎてもやる気が湧きません。

つまり、**「動けるけど落ち着かない」「休めるけどやる気が出ない」**という微妙な状態が連休明けの職場で多発します。

福利厚生としての出張整体は、以下のような効果を期待できます。

・筋肉・関節の可動域回復
長時間移動で固まった腰・首・肩を解放。血流を促し疲労物質を流す。

・自律神経調整
呼吸を深くし、胸郭の可動性を高める施術で交感神経と副交感神経のバランスを整える。

・脳のリフレッシュ
後頭部・頚部の筋緊張を解くことで脳の血流を改善。集中力回復につながる。

・再発予防のセルフケア指導
仕事中でもできるストレッチや休憩法を習慣化できるようサポート。

理学療法士が行う整体は、単にほぐすのではなく**「職場復帰に向けたコンディション作り」**を目的としています。

・連休明けケア週間の設定
初週は集中力が下がりやすいので、短時間整体やストレッチ講座を実施。

・セルフケア共有タイム
始業前や昼休みに5分の肩・腰ストレッチを全員で行う。

・冷房と水分管理の見直し
室内外の温度差を4℃以内に保ち、定時での水分補給ルールを設ける。

・短時間施術の社内導入
福利厚生で15〜20分の出張整体枠を設置し、希望者が自由に利用できる形に。

お盆明けの疲れ残りは、単なる休みボケではなく体と心の調整不足から起こります。
筋肉・関節・自律神経・脳機能を整えるケアは、仕事のパフォーマンスや安全性を守るために不可欠です。

理学療法士が行う出張整体は、その場しのぎのリラクゼーションではなく**「働ける体を作る予防策」**です。
企業が福利厚生としてこうしたケアを導入することは、社員の健康を守るだけでなく、会社全体の生産性と安心感を高める投資になります。

理学療法士として、私は体の専門家としての知識と経験をもとに、企業や働く方の健康を支えるお手伝いをしています。予防医療とケアの視点から、企業にできる健康サポートの一つとして、からだのケアを提案できればと考えています。
また、SNSを通して健康のサポートや体に優しい運動の仕方なども発信していますので、ぜひホームページのリンクからチェックしていただけたら嬉しいです。