【福利厚生×予防】日差しによる体力消耗を防ぐセルフケアと休息の極意

◉ 体温調節機能への負荷
強い日差しを浴びると皮膚は熱を感じ、体は汗をかいて冷却します。この作業はエネルギーを消費し、体力を奪います。さらに、エアコンで冷えた室内と暑い屋外の往復は、自律神経の切り替え負荷となり、意識しないうちに体調を崩しやすくなります。

◉ 紫外線による微細な組織ダメージ
肌だけでなく、目や内臓、免疫機能にも紫外線はダメージを与えます。UV-Aや紫外線B波の影響は、慢性疲労や抵抗力の低下、免疫系の乱れといった形で現れることがあります。

◉ 脱水・熱中症リスク
強い日差しのもとでは、汗をかく→脱水→血液循環悪化が進み、倦怠感・めまい・頭痛などが出やすくなります。そして、これが続くと体力が奪われ続ける状態に陥ります。

日差しによる消耗を防ぐためには、習慣化できるセルフケアが鍵です。理学療法士としてお勧めする３つのケアを紹介します。

■ 深呼吸＋胸郭ストレッチ（2分）
手を頭の後ろで組み、息を吸いながら胸を広げる

吐きながらゆっくり脱力し、首・肩まわりを緩める
効果：自律神経の切り替えがスムーズになり、余分な緊張を解消できます

■ 下半身のポンプ運動（1分）
席に座ったまま、かかと・つま先を交互に上下させる

足首を大きく回す運動も合わせて行う
効果：足の血流促進とむくみ軽減、内臓への循環改善にもつながります

■ 首まわりの冷やし流し（耳下腺あたり）（30秒）
暑い場所から室内に戻った際など、**冷やすというより“流す”**イメージで冷タオルを押し当てる
効果：自律神経のクールダウン、集中の切り替え促進に有効です

ただセルフケアするだけでなく、休息にもメリハリをつけることがポイント。以下の３つのルールを意識しましょう。

■ 午後の15分パワーナップ（昼寝）は脳と体の再起動に効果的
目覚ましをセットして短時間でリフレッシュ
効果：集中力と記憶力アップ、ストレスホルモンの軽減

■ 水分補給は“ちょこちょこ回数多め”
喉が渇く前にコップ一杯ずつ飲む習慣を
効果：脱水対策、心拍負担の軽減につながります

■ 日の入り1時間前は“スマホ・PCオフの休息を”
LED光源やブルーライトは体内時計の乱れ・自律神経の乱調を引き起こします
効果：質の良い休息につながり、翌日の体力温存にも有効です

企業が社員の“日差し消耗対策”として提供できる福利厚生のアイデアをご紹介します。

出張整体の導入（埼玉エリア対応）

オフィスでのセルフケア講座の開催

リフレッシュ休憩制度の導入

パワーナップ専用スペースの整備

気象情報・紫外線情報の周知と共有

これらを仕組みとして整えることで、社員の健康意識とパフォーマンス向上に直結します。

福利厚生としての出張整体では、理学療法士が社員一人ひとりの体調や生活背景を踏まえて施術・指導を行います。

姿勢・筋・関節・自律神経などを多角的に評価

日差しによる体力消耗の予防と回復を支援

趣味や日常活動まで含めたアドバイスが可能

高齢者や障害者雇用にも柔軟に対応

単なる癒しではなく、働く体を支える医療知識に基づいたケアが受けられることが出張整体の特長です。

夏場の強い日差しは、気づかないうちに私たちの体力を消耗させ、パフォーマンスを下げる大きな原因になります。その対策として、日々のセルフケアと適切な休息、そして企業による仕組みづくりが極めて重要です。

理学療法士として、私は体の専門家としての知識と経験をもとに、企業や働く方の健康を支えるお手伝いをしています。予防医療とケアの視点から、企業にできる健康サポートの一つとして、からだのケアを提案できればと思っています。

また、SNSを通して健康のサポートや体に優しい運動の仕方なども発信していますので、ぜひホームページのリンクから登録いただけたら嬉しいです。